Microsoftの新CMシリーズの第2弾が米国時間9月11日の晩に放送された。同CMは、同社の共同創設者Bill Gates氏とコメディアンのJerry Seinfeld氏が、「real people」と交流するために彼らの家に転がり込むという設定だ。ただ、前作に比べユーモアが向上した印象だが、相変わらずMicrosoft製品にはほとんど言及していない。
今作の筋書きは、これまでに制作されたホームコメディを参考に作られたようだ。Gates氏とSeinfeld氏はその家の思春期の女の子の部屋を使うことになり、女の子は自分の部屋から追い出されてしまう。そこで、彼女は自分の部屋を取り戻すために、兄弟たちとともにGates氏とSeinfeld氏がその家の家宝を盗んだように細工する。結果、Gates氏らは家を追い出されてしまう。Gates氏は家を出る時に、その少女に「You're not so real」となじる。
最新のCMは二部構成となっており、前半はCBSの人気番組「Big Brother」の合間に流される(前半部と後半部を合わせた拡張版は、Windows.comに掲載)。同CMの最後の場面で、Seinfeld氏は再びGates氏に、「次に来る物」をきちんと予測できているか否かを示す合図を出すよう求める。幸い、今回はGates氏が尻を振るだけということはなかった。今回Gates氏は、1980年代に流行ったロボットダンスを同氏流に踊ってみせる。
Microsoftは、ライバルであるAppleのCMの中でからかわれたWindowsのイメージを改善すべく、莫大な費用をかけて野心的な取り組みを進めている。今回の2つのCMはその序章にすぎない。
今回の決して直接的とは言えないCM内容について、Microsoft広報担当のEric Hollreiser氏は、ビジネスプレゼンテーションの冒頭でジョークを言うようなものと表現する。
「(視聴者の)怒りや緊張を和らげれば、また違った話ができる」(Hollreiser氏)
Microsoftは、より製品に直結する内容のCMをいつ流し始めるのかは明らかにしていないが、広告は間もなく率直に製品を扱うようになると見られる。
Hollreiser氏は「『これがそのCMか』という質問があることは分かっている」とした上で「しかし、そうではない」と語った。
編集部注:CNET Newsは、CBS傘下のCBS Interactive部門が発行している。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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