Microsoftがかねて申請していたキーストローク「Page Up」と「Page Down」の特許が認められた。
同社が2005年に申請した特許が米国時間8月19日に認められた。米国特許番号7,415,666によると「ドキュメントビューアにおいてドキュメントを1ページなどほぼ正確な間隔でスクロールするための方法とシステムであって、一部または全部または1ページなどが表示されるといったズームの状態にはよらないもの」だそうだ。
「発明者」とされているのは、Timothy Sellers氏とHeather Grantham氏、Joshua Dersch氏。しかし、1981年製IBM PCのキーボードを写したこの写真が示すように、Page UpとPage Downのキーは遅くとも四半世紀前から存在していた。
特許の概要には次のようにある。「1つの実装として、キーボードのPage UpまたはPage Downのキーまたはボタンを押すとページが縦方向のどの位置から表示されていてもその前後のページの同じ位置に移動できるようにすることが考えられる」
また「たとえば、表示領域にページの真ん中から終わりまでが表示されている場合、Page Downコマンドは、表示領域にその次のページの真ん中から終わりまでが表示されるようにする。ページに複数の段が横に並んで表示されている場合も同様」とも書かれている。
同社は、はるか以前から、他人の先行業績あるいは一般的かつ自明なアイデアに基づいていると多くの人々が指摘し、ときには実証さえ可能な発明を特許申請し認められてきた。
たとえば、スクロールアップとスクロールダウンが可能なマウスホイールに関する特許や、ボタンのダブルクリックに関する特許など。同社が米国特許商標局から5000件目の特許を認められたのは2006年3月。そして、今、その数は1万件の大台に達しようとしている。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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