米国時間7月29日にロサンゼルスでマグニチュード5.4の地震が起きたとき、Verdell Wilisonさんは、市内にあるかかりつけの婦人科医院で検査を受けていた。
Wilisonさんにとって体験したことのない大きな地震だったので、彼女は自然に思いついたことを実行した。「Twitter」に書き込んだのだ。
「服を着てからすぐに、携帯電話から私の体験をTwitterで知らせた。通常は80人の友人とTwitterでやり取りしているが、そのメッセージに対しては274件の書き込みがあった」(Wilisonさん)
非常時にはTwitterやテキストメッセージングを利用するのが賢明かもしれない。固定電話や携帯電話のネットワークは、大勢の人々が利用するため非常に混雑し、相手につながらなくてイライラすることがあるからだ。
「携帯電話の(音声通話)ネットワークがつながらない場合でも、テキストメッセージングのネットワークはそれほど混雑していないことが多い」と、AT&Tの広報担当者を務めるJohn Britton氏は述べた。
Britton氏はまた、緊急の電話に備えてネットワークのリソースを確保しておくために、自然災害の発生時には急ぎでない通話を控えるようアドバイスした。
今回の地震では、AT&TだけでなくVerizon Wirelessもネットワークが混雑した。
「回線障害は起きなかったが、通話が急激に増えた。予想していた自然災害時の通話より約40%多かった」と、Verizon Wirelessの広報担当者を務めるKen Muche氏は述べた。
だが、他の技術企業はもっと幸運だった。
たとえば、大手セキュリティーソフトウェア会社のSymantecは、カリフォルニア州カルバーシティにある近くの研究所への被害を免れたと、同社の広報担当者が述べている。
「揺れがかなり長時間続いた」が、研究所では何も倒れたり落下したりせず、携帯電話と固定電話も通話不能にならなかったという。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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