Appleは、記録的なMacの販売台数で、これまでで最高の第3四半期にも数えられる決算発表を行った。しかし、いつもどおりのAppleの控えめなガイダンスは、ウォール街の予測を下回るものだった。
Appleの6月28日締めの第3四半期決算(2008年4月-6月期)は、売り上げ74億6000万ドル、純利益10億7000万ドルが計上されており、純利益は1株当たり1.19ドルとなっている。これは、Appleが出していた第3四半期のガイダンスを大幅に上回り、ウォール街アナリストの予想していた、売り上げ73億7000万ドル、1株当たり利益1.08ドルという数値を順調に上回った。
第3四半期中のMac出荷台数は、ほぼ予測通りの250万台で、iPodの出荷台数は、やや予測を上回る1100万台となっている。Mac出荷台数は前年同期比で41%増加、iPod出荷台数は同12%増加となった。
しかしながら、いつもながらのこととして、Appleの第4四半期のガイダンスは、ウォール街の予想を下回るものに落ち着いている。アナリストらは、同期の売り上げを83億ドル、1株当たり利益を1.24ドルになると予想しているが、Appleは、売り上げが78億ドル、1株当たり利益が1ドルとの予測にとどめている。
なお、第3四半期中のiPhone販売台数は、予想通りの71万7000台とされている。iPhoneの販売は、Appleが5月中旬に陥った供給問題のために、非常に低調であった。しかしながら、すでに100万台の「iPhone 3G」が出荷され、初期出荷台数の不足により、現在でも購入待ちの行列ができている状況を受けて、明らかに好転してきている。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。 海外CNET Networksの記事へ
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