米国際貿易委員会(ITC)は米国時間5月20日、MicrosoftのAlcatel-Lucentに対する特許権侵害の訴えを退けた。
同委員会は、Alcatel-LucentがMicrosoftの保有する特許のうちの1つを侵害しているとするこれまでの裁判の判決を覆した。
ITCは、Alcatel-Lucentが米国特許番号6421439の特許を侵害していないと裁定した。同委員会の判決(PDFファイル)によると、この特許は、電話網の中でユーザーを認識し関連づけるための技術を取り扱っているという。
Alcatel-Lucentの関係者は、「われわれはこの判決に満足している。そして、われわれの主張はゆるぎないものだと常に信じていた」と述べている。
Microsoftにコメントを求めたが、すぐに回答は得られなかった。
Microsoftは2007年、Alcatel-Lucentが同社の特許4件を侵害しているとしてITCに訴えを起こした。別の3件の特許は、米国特許番号6430289と6263064、6728357で、通信技術に関係している。行政法判事は、これら3件の特許に関してAlcatel-Lucentに有利な判決を下している。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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