市場調査会社のNPD Groupによると、Appleはハイエンドコンピュータ分野で成功しているという。
eWeekは米国時間5月16日、NPD Groupが確認したいくつかのデータを発表した。これらのデータによると、Appleは現在、価格が1000ドルを越えるパソコンの米国小売市場で66%のシェアを占めている。NPD Groupによると、米国のパソコン小売市場全体でのAppleのシェアは14%だという。
Appleは1000ドル未満のMacは1機種(「Mac mini」)しか販売していないので、この1年間のMacの売り上げの勢いを考慮すれば、ハイエンド分野で成功しているというのは不思議ではない。一方、価格帯別で分類すると、Best Buyでもっとも売れ筋のノートパソコンの価格帯は700〜899ドルだ。また、Best Buyで販売されているデスクトップパソコンの3分の2は、価格が1000ドル未満となっている。
これらの数字には、市場の約半分を占める法人向けパソコンや、Dellなどオンライン販売中心の販売業者といった、販売の非常に多くの部分が除外されているが、長期的な米国パソコン市場の動向を示唆するものではある。Fortuneによると、2006年1月の時点ではハイエンド分野でのAppleのシェアは約18%だった。同じ2006年1月、Appleは初めてIntelベースのMacを発売した。
だが、ハイエンド分野はパソコンメーカー全社が狙っている、利益性の高い分野だ。他のパソコンメーカーはこういった価格帯で法人顧客をつかんでいるかもしれないが、Appleは、一般ユーザー向けハイエンド市場の半分を支配している。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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