インターネット専業の生命保険会社ライフネット生命保険(サイトは5月18日8時公開)は5月16日、同社の営業を5月18日より開始することを発表した。
同社の準備会社であるネットライフ企画(当時)は2008年4月に金融庁から生命保険業務免許を取得。その後「ネットを使って『生命(いのち)のきずな=ライフネット』を世の中に広げていきたい」というコンセプトのもと、社名を現在のライフネット生命保険へと変更している。5月16日現在の資本金は132億20万円(資本準備金は66億10万円)従業員数は43名。マネックス・ビーンズ・ホールディングスやあすかDBJ投資事業有限責任組合、三井物産らが大株主。
同社では「どこよりも正直な経営を行い、どこよりもわかりやすく、シンプルで便利で安い商品・サービスの提供を追求する」という理念を掲げ、20代〜30代の既婚者をメインターゲットとしてインターネット経由で保険商品を提供する。また、店舗を保有せず人件費を削減することで「20〜40代では業界最低水準の保険料」(同社)を実現した。
保険の申し込みおよび病気やけがの告知は同社ウェブサイト経由となるが、申込時にはパスポートなどのコピーを送付しての本人確認を実施する。 またウェブサイトでは、保険商品の説明のほか、必要保障額の試算や生命保険見直しのシミュレーションなどのコンテンツを提供する。そのほか、電話やメールで質問を受け付けるコールセンターも別途用意する。
今回提供するのは定期死亡保険の「かぞくへの保険」と終身医療保険の「じぶんへの保険」の2種類。シンプルな商品提供を目指して特約などは用意していない。
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