著作物への柔軟なライセンス形態を提唱するNPO法人、Creative Commonsは4月1日、代表人事の異動を発表した。Creative Commonsの創設者であるLawrence Lessig(ローレンス・レッシグ)氏はCEOの座を退き、代わりに伊藤穰一氏が就任する。また、Creative Commonsが400万ドル(約4億円)の寄付をWilliam and Flora Hewlett Foundationから得たことも明らかにした。
Lessig氏は「今回の2つの発表は、Creative Commonsがもはや単なるスタートアップではなく、デジタル時代における創造や教育、研究のためのインフラへと成長したことを示すものだ」と述べている。
Lessig氏は著作権問題に関する学問的な活動から、政治的な活動へと身を移す計画だ。同氏はChange Congressという、米国政府の透明性を高めるための活動を行う団体を設立したばかり。ただし、Creative Commonsにはひきつづきボードメンバーとしてとどまるという。
「Creative CommonsとChange Congressという2つのプロジェクトはどちらも、人々に力を与え、よりよい(社会)システムを築けるようにするためのものだ」(Lessig氏)
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