買収のうわさが絶えないソーシャルネットワークのDigg。「〜に買収されるというのは本当か?」という質問には「ノーコメント」と返すのが常だ。だが今回は違う。
Digg最高経営責任者(CEO)のJay Adelson氏は米国時間3月7日、Microsoft、Google、さらに、大手メディア企業2社がこの有望な新興企業の獲得を目指しているという、うわさに対する回答としてブログにエントリを投稿した。同社の今後をめぐり、Diggの多くの熱心なユーザーはパニックに陥った。Adelson氏はこのうわさについて即座に否定した模様だ。
「通常、こういったことにはコメントしないのが当社の方針だ」とAdelson氏。「しかし、今朝伝えられた、MicrosoftやGoogleをも巻き込んだ当社の争奪戦に関するうわさは、大きな混乱をもたらしている。そのため、われわれは、こうしたうわさが完全に誤りであることをユーザーに直接伝えなくてはならないと考えた」と述べている。
Adelson氏は続けて、「ドラマのシナリオを台無しにしてしまい申し訳ないが、それらは事実ではない。当社は今後もDiggをよりよいものにし、優れた機能を提供すること専心していく」と述べている。
しかし、Adelson氏は今回少し言葉が足りなかったようだ。TechCrunchが今回の件について最初に伝えた記事では、「争奪戦」という言葉は使われていない。単に4つの企業がDiggの獲得を目指していると報じているだけだ。Adelson氏がブログのエントリで用いた「争奪戦」という言葉は、ウェブ上に絶えず流れる脚色されたうわさや観測を指したものとも考えられる。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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