Sun Microsystemsは、著名PythonプログラマーのTed Leung氏とFrank Wierzbicki氏を同社へ迎え入れ、オープンソースとスクリプト言語への取り組みを強化した。
Sunは、オープンソースの利用、そして、JavaとSolarisという同社のルーツを超えた多角化という取り組みの一環として、Debian Linux創設者Ian Murdock氏などオープンソース関係の著名な人材をこれまでにも雇用している。
Pythonは、過去数年間で人気を得つつある。PHPやPythonなどのスクリプト言語は、ダイナミック言語、つまり、スクリプト言語の1つだ。場合によってはより複雑で習得しにくいと考えられているJavaよりも、開発で好んで使われる。
XMLとPythonに関連した仕事で知られているLeung氏は、「ダイナミック言語およびツール担当プリンシパルエンジニア」としてSunに加わることを同氏は米国3月3日、自身のブログで記している。このことは、同氏が他のダイナミック言語にもかかわることを意味している。
「このことについてSunは(ついに?)真剣になった。Sunは、同社の新たな方向性の一部として、必要なツールセットを使えるようにする力を開発者に与えたいと考えている。Ruby、Python、PHP、Javaなど。OpenSolaris上であっても、そうでなくても。Java仮想マシン(JVM)上であっても、そうでなくても」と同氏は記している。
Wierzbicki氏は、Jythonプロジェクトのリード開発者として、Java仮想マシン上でのPythonの稼働に取り組んでいた。
「Jythonは完全にオープンソースのままで残るだろう(中略)今回のSunによる動きは、Jythonが前に進むために必要な注目を多少集めるという意味がある」と同氏はブログに記している。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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