サンノゼ発--Microsoftは446億ドルでのYahooの買収提案のためにワシントンで反トラスト法の戦いに直面する可能性が高いとカリフォルニア州選出の女性下院議員Zoe Lofgren氏は述べた。
Lofgren議員(民主党、カリフォルニア州選出)のおひざ元であるシリコンバレーではMicrosoftとYahooの合併の話題で持ちきりだが、Lofgren議員は米国時間2月22日、当地で開催されたJoint Venture: Silicon Valley Networkのカンファレンスでのパネル討論会でこの話題について尋ねられ、あまり多くを語りたがらなかった。
しかしLofgren議員は、「この問題が最終的に下院司法委員会で審査されることになるとわたしはかなりの確信を持っている」と述べた。
今回の合併取引が厳正な審査に直面することを伺わせる兆候はすでに現れている。例えば、上院の反トラスト小委員会の委員長であるHerb Kohl上院議員(民主党、ウィスコンシン州選出)は、同小委員会はYahooがMicrosoftの提案を受諾した場合の影響を検討する聴聞会を開催する予定だと述べている。プライバシー保護団体らも司法省または連邦取引委員会(FTC)に対して合併取引を阻止するかプライバシーに関連した譲歩を要求するように圧力をかける準備を進めている。しかし、Yahooはなんらかの買収提案に応じるようなそぶりは一切見せていない。
Lofgren議員は、1つの企業体がインターネットの90%もの電子メール活動を支配するようになったら大変だとも言い添えた。また、それとは別に同議員は、米国政府の「弱気な」反トラスト部門に失望しているとも語った。
その後、The Wall Street Journalのコラムニストである司会者のKara Swisher氏が最近お気に入りの新しいテクノロジは何かと尋ねると、会場の雰囲気がややなごみ、Lofgren議員はAppleの「iPhone」だと答えた。
「でも昨日たまたまGoogleで見たソフトウェアもなかなか有望そうだと思った」(Lofgren議員)
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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