カリフォルニア州パロアルト発--Microsoft会長のBill Gates氏は米国時間2月19日、スタンフォード大学の会場を埋め尽くした学生に向かって冗談交じりにスピーチを行った。
Gates氏は、同社CEOのSteve Ballmer氏がスタンフォード大学に通ったことに触れた。だが、Gates氏が同大学のMBAプログラムを受講していたBallmer氏に対し、退学してMicrosoftに入社するよう説得したのだという。スタンフォード大学を卒業したMicrosoft社員としては、同社研究部門トップのRick Rashid氏、Windows Liveを率いるChris Jones氏などがいる。
「この大学には感謝している」とGates氏は言う。そして、観衆を和ませようとして、先の「Consumer Electronics Show(CES)」で披露したビデオのアップデート版を上映した。これは、Gates氏現役最後の日を面白おかしく予想したユーモアたっぷりのビデオだ。Gates氏がMicrosoftでフルタイムで勤務するのは6月末までの予定で、その後は多くの時間を慈善活動に費やすことになっている。
Gates氏のスタンフォード大学訪問の表向きの目的は、開発ツールを無償で提供するというMicrosoftの取り組みを紹介するためだ。だが、集まった観衆は、Microsoftが400億ドルを上回る金額を提示しているYahooの買収など、ほかの話題を聞きたがっているはずだ。その一方で、Microsoftは将来の雇用を念頭に、学生の心をつかもうとスタンフォード大学とライバルのカリフォルニア大学バークレー校を頻繁に訪問している。
Gates氏がYahooにしかけている買収提案について、偶然でもなにかコメントすれば大ニュースだ。QAセッションが、なにか引き出せるチャンスになるかもしれない。
太平洋標準時午後5時15分:Gates氏はYahooについて何も触れなかった。驚くことに、学生はだれもYahoo買収について質問しなかった。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
地味ながら負荷の高い議事録作成作業に衝撃
使って納得「自動議事録作成マシン」の実力
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス