Yahooに悪い知らせが続いている。推定1100人の従業員を解雇したのに続き、同社は今週、Microsoftからの446億ドルに上る買収提案を拒否したことで株主から訴訟を起こされた。また、GoogleもMicrosoftによる買収を警戒し、当初Yahooに対して行っていた同社の検索広告事業への支援の申し出を撤回したと伝えられている。
Yahooは代替案を模索し続けることになる。事情に詳しい情報筋によると、News Corp.とYahooはMicrosoftからの買収提案に対抗するため、何らかの形で提携することについて話し合いを続けている模様だ。協議の詳細は明らかになっていない。Yahooの広報担当はコメントを拒否している。
Information Weekの記事によると、約1万3600株のYahoo株を保有するミシガン州のWayne County Employee's Retirement Systemは11日、Yahooに対し今回の買収提案について検討するよう命令することを求め、同州の裁判所で訴えを起こした。この訴えは、Yahooの企業価値を過小評価しているとして同社がMicrosoftの買収提案を拒否したことを受けて提起された。
今回の訴訟は、先日同社に対して起こされた集団訴訟に続くものだ。2月第1週、ロサンゼルスのByrne & Nixonとテネシー州ナッシュビルのBarrett, Johnston & Parsleyの2つの法律事務所は、Yahooが2007年、外部に発表することなくMicrosoftの買収提案を拒否したとして同社に対して不服の申し立てを行った。San Francisco Chronicleによると、原告は、Yahooの取締役会が自分たちの高額な報酬を守るために提案を断ったと主張している。
Yahooは、現在係争中であるとしてコメントを拒否している。GoogleもライバルであるYahooへの支援についてコメントするのを拒否している。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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