現在提案されている有名な2つの会社の数百億ドルの合併ほど米連邦議会の政治家たちを活気づけている話題はない。
MicrosoftがYahooに対する446億ドルの買収提案を発表したほんの数時間後、下院で影響力を持つ司法委員会の委員長であるJohn Conyers下院議員(民主党、ミシガン州選出)と少数党筆頭委員であるLamar Smith下院議員(共和党、テキサス州選出)は、米国時間2月8日に下院反トラストタスクフォースで聴聞会を開催し「今回提案されている合併によってインターネットの自由競争の原則が促進されるのか阻害されるのか」を精査する計画であると発表した。このタスクフォースは司法委員会の下部組織である。聴聞会で誰が証言することになるのかについては何も発表されていない。
「MicrosoftのYahoo買収提案は、疑いなくわれわれが知る範囲で最大級の技術系企業の合併であり、インターネットにおける競争の状況に対して重要な課題を提示する」と2人の委員は声明で述べている。
一方上院では、反トラストを担当する小委員会の委員長であるHerb Kohl上院議員(民主党、ウィスコンシン州選出)が1日、同様に「YahooはMicrosoftの提案を受諾するべきか」を検討する聴聞会を開催する計画であると述べた。
下院司法委員会はこの聴聞会を「インターネットの競争状態に関する聴聞会」と命名し、MicrosoftとYahooの合併問題以外のテーマも扱うとしているが、おそらくその方が賢明である。結局、Yahooはまだ「イエス」と言っていないのだから。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス