Dellの「Dell Direct Store」戦略が突如として終了することになった。Dellでは、顧客が他の方法で同社製品を手にすることが可能であるためとしている。
Dellは米国時間1月30日、現在進められている販売形態転換の一環として、米国国内に140ある店舗をすべて閉鎖すると発表した。同社はオンラインまたは電話で注文する前に商品を直接自分の目で確かめることのできる直営店戦略を2002年に開始した。
同社は声明で、「当社は小売店戦略を採用することで、過去6カ月間にわたりこれまで出会うことのなかった顧客を獲得した」と述べた。
Dellの広報担当であるBob Kaufman氏は、大半がモールやショッピングセンター内にある同社の直営店を数日以内に閉鎖する計画であると発表した。同氏は、職を失う従業員の数、この取り組みからの撤退に伴う経費については明らかにしなかったものの、対象となる従業員に対し解雇手当を支給し、就業支援を行っていくと語った。
Dellは、米国以外の国にある直営店は閉鎖しない方針である。この数カ月間、Dellは主にBest Buy、さらにはWal-Mart Stores、Staplesをはじめとする多くの小売店での販売に移行してきた。
Dellの国際顧客事業部門でバイスプレジデントを務めるTony Weiss氏は声明で、「小売店へのシフトは、Dellが顧客の意見に耳を傾けていることの何よりの証拠だ」と述べた。「小売店への移行を開始して以来、当社は顧客に電話、オンライン、あるいはDellの直営店を通じて、高い評価を得ている当社の製品に出会う機会を提供することを目指してきた。今回の決定は、当社の国際販売戦略の変遷とも合致するものだ」(Weiss氏)
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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