イー・アクセスは1月16日、アッカ・ネットワークスの経営陣を交代するよう求める株主提案を行ったことを明らかにした。2007年12月時点でアッカの筆頭株主になったことを受けたものだ。
イー・アクセスの提案の内容は、現任の取締役である木村正治氏、湯崎英彦氏、広野公一氏の不再任。代わりに新任の取締役としてイー・アクセスの小畑至弘氏、大坂宗弘氏、エリック・ガン氏(非常勤)、石田雅之氏(非常勤)の4名を取締役にするよう求めている。
イー・アクセスは1月11日時点でアッカの発行済株式総数の13.10%を持つ筆頭株主。2007年中に数回にわたってアッカの株を買い増していた。
今回の提案の理由についてイー・アクセスでは、「アッカ・ネットワークスは個人向けDSL事業の売上減少を、法人向けサービス事業やMtoM(機器間通信)を含むソリューション支援等の新規事業によってもカバーできず、2006年度に引き続き2007年度も売上高及び経常利益ともに減収減益が見込まれており、経営上の岐路に立たされている」とし、経営陣を刷新することで経営改革をする必要があるためとしている。
なお、イー・アクセスは提案内容の詳細を、1月18日に同社サイト上に掲載するとしている。
また、アッカは今回の件について、「当社社外取締役を含む取締役会において、株主価値の最大化を第一義に、提案内容を慎重に検討した上で株主の皆様へお知らせする」とコメントしている。
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