米国時間1月15日、この日、Apple最高経営責任者(CEO)を務めるSteve Jobs氏は新たに発表した「MacBook Air」の説明に多くの精力を傾けた。一方で、時間をとり6月いっぱいで第一線から退くことを予定している長年のライバル、MicrosoftのBill Gates氏に称賛を贈った。
Jobs氏はNew York Timesの取材に対し、「BillがMicrosoftを去るのは大きな出来事だ」と語った。「特筆すべき出来事だ、彼のこれまでの貢献は称賛されなければならないと考えている」(Jobs氏)
筆者の考えでは、Jobs氏がGates氏にiPodを贈るようなことはおそらくないだろうが、競演を果たした2007年のD: All Things Digitalカンファレンスなど、聴衆を前にした時の両氏の関係は良好に映った。
同インタビューでJobs氏は、MacBook Airの最終デザインに辿り着く前に100のデザインを試したことを明らかにした。また、Amazonの電子ブックリーダ「Kindle」について、デザイン以外の問題で苦戦する可能性があるとの見方を示した。
同氏は、「製品の良し悪しが問題なのではない、現状では人々が本を読まなくっている」と述べた。「2007年、米国人の40%は本を1冊しか読まなかったかまたは1冊も読まなかった、そもそもの構想に問題がある、人々はもう読書をしないのだから」
Appleは間もなくiTunes Storeで電子ブックの販売を開始すると見ていたが、筆者の予想は裏切られることになりそうだ。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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