米カリフォルニア州マウンテンビュー発--「お会いするのははじめてですね」
Appleの共同設立者Steve Wozniak氏は12月10日の夜、Commodoreの創業者Jack Tramiel氏にむけてこう語った。2人の間に交友がないことは、コンピュータの歴史においてありえないことの1つといわれていた。
Wozniak氏とTramiel氏はパーソナルコンピュータの黎明期、共に重要な人物であり、2人が初めて対面したというのは実に想像しがたいことだ。Wozniak氏の「Apple II」「Apple IIe」、Tramiel氏の「Commodore Vic-20」「Commodore 64」は1980年代初め、「Atari 800」とともにパーソナルコンピュータ業界を独占しており、今日統計をとるとこれらのコンピュータを使ったことがある人は、これまでの統計よりも多いだろう。
このように、2人は卓越した存在であるが、これまで一度も会ったことがなかった。これは驚きだ。
WozniakとTramielの両氏は、当地にあるコンピュータ歴史博物館で開催されたCommodore 64の25周年を祝う会に出席、ここで初めて対面した。
2人はすぐにチップやプロセッサなどについて話をはじめ、コンピュータギークがしそうな会話を交わした。
だが現場にいたものとして、そして当時それぞれのコンピュータを使ったことがあるものとして、結びつきが強いパーソナルコンピュータ業界で2人が一度も会ったことがないというのは、信じ難い事実だ。
それでも、一度も会わないよりもましだろう。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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