さくらインターネットの代表取締役社長を務めていた笹田亮氏が11月30日付けで辞任する。オンラインゲーム事業の不振により債務超過に陥った責任をとったものだ。
さくらインターネットはオンラインゲーム「ロード・オブ・ザ・リングス・オンライン アングマールの影」の会員数が想定を大きく下回ったことなどから、2008年3月期中間決算において6億800万円の特別損失を計上し、債務超過に陥った。同社によれば、経営責任を明確にするために、笹田氏から11月30日をもって代表取締役社長を、12月26日をもって取締役を辞任する旨の申し出があり、これを承認したものという。
後任には取締役副社長 兼 最高執行責任者(COO)の田中邦裕氏が就任する。田中氏はさくらインターネットの創業者の1人。さくらインターネットは、田中氏が1996年に創業したさくらインターネット(その後、同氏が設立した有限会社インフォレストに事業移管)と、笹田氏が1997年に創業したエス・アール・エス有限会社の共同出資により設立された会社だ。2005年10月に東京証券取引所マザーズ市場に上場している。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
地味ながら負荷の高い議事録作成作業に衝撃
使って納得「自動議事録作成マシン」の実力