コンピュータエンターテインメント協会(以下、CESA)は9月20日、「日本ゲーム大賞 2007」の「年間作品部門」受賞作品を発表した。
CESAが主催する日本ゲーム大賞は、家庭用ゲーム機やパソコンなどプラットフォームの種類に制限を設けず、優秀なコンピュータエンターテインメントソフトウェアを選定し表彰するというもの。
既リリース作品を対象とする「年間作品部門」、未発売作品を対象とする「フューチャー部門」については前回までと同様。未製品化作品を対象とした「インディーズ部門」に関しては、学生によるオリジナル作品を表彰する「CESAスチューデントゲーム大賞」と統合し、新たに「アマチュア部門」が設立された。
今回の年間作品部門は、2006年4月1日から2007年3月31日の間に日本国内でリリースされた全作品が対象となる。大賞を受賞したのは任天堂のWii用ソフト「Wii Sports」および、カプコンのPSP用ソフト「モンスターハンターポータブル 2nd」だ。
大賞の理由として、Wii Sportsは難しい操作を「Wiiリモコン」によりなくし、リビングで友達や家族で遊ぶというゲーム機が持つ従来のイメージを一新、女性やシニア層などの新規ユーザー層を獲得したこと。さらに、一般投票で幅広いユーザーから多くの支持を集めた点も評価された。
モンスターハンターポータブル 2ndに関しては、ゲーム性だけでなく友達同士が目の前でつなげて遊べるコミュニケーションツールとしてのスタイルを確立、中高生を中心に圧倒的な支持を受けたことが要因となっている。なお、大賞に2作品が選出されたのは、昨年に引き続き2年連続、三度目となっている。
そのほか、優秀賞としてはカプコン「大神(PS2)」、バンダイナムコゲームス「ガンダム無双(PS3)」、任天堂「ゼルダの伝説 トワイライトプリンセス(Wii)」、スクウェア・エニックス「ドラゴンクエストモンスターズ ジョーカー(DS)」、任天堂「Newスーパーマリオブラザーズ(DS)」、マイクロソフト「ブルードラゴン(Xbox360)」、ポケモン「ポケットモンスター ダイヤモンド・パール(DS)」、コナミデジタルエンタテインメント「メタルギア ソリッド ポータブル・オプス(PSP)」、セガ「龍が如く2(PS2)」、レベルファイブ「レイトン教授と不思議な町(DS)」、カプコン「ロスト プラネット エクストリーム コンディション(Xbox360、PC)」が選ばれた。
9月20日から幕張メッセで開催されている「東京ゲームショウ2007」では、その他の部門に関しての発表も行われる。発表予定時刻はアマチュア部門が9月21日の12:30〜13:30、フューチャー部門が9月23日の12:30〜13:30だ。なお、両日はプレスおよびビジネス関係者向けのビジネスデイで、一般公開に関しては9月22日と23日の2日間となっている。
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