英国で、MasterCardの非接触型カードのサービスが始まった。
サービスが開始されたのはMasterCard PayPassとMaestro PayPassで、代金が10ポンド未満の場合、クレジットカードまたはデビットカードを対応端末にかざすだけで支払いができる。
対応端末はカナリーウォーフなどロンドンの一部地域から設置し、2007年以降、他地域の参加加盟店にも広げる計画だ。
London UndergroundのOysterカード同様、支払い情報はPayPassカードから無線を介して店頭の端末に送られ、MasterCardのネットワークで精算される。
このいわゆる「タップ&ゴー」支払い機能は、MasterCardのすべてのクレジットカード、デビットカード、プリペイドカードとMaestroデビットカードに搭載可能。ほかに、HSBC GroupとThe Royal Bank of Scotlandも、この技術の導入を決めている。本計画への参加加盟店は、Books Etc、Coffee Republic、Eat、McDonald's、Science Museumなど。
英国の銀行業界団体Apacsは、2008年末までに英国内で発行される非接触型カードは500万枚、取り扱い小売り業者は10万を超えると予測している。
MasterCardの依頼によってYouGovが調査した結果によると、英国の消費者のおよそ3分の1が現金を持ち歩きたくない理由として盗難(34%)と紛失(33%)を挙げた。
しかし、「釣り銭がない」「紙幣を崩したくない」ために新聞・菓子・軽食などの日常的買い物を「しばしば」または「頻繁に」断念していると回答したのは6人に1人にすぎなかった。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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