英国内の小規模企業の最大の悩みは、Web 2.0やモバイル対応などの最新トレンドやテクノロジではなく、日々の技術問題だという。
ITサポート企業のConnectは、企業のIT管理者およびディレクター200人を対象に調査を実施し、回答者の37%は「日々のIT問題」が最大のトラブルだと回答した。2番目に重要な不安材料は「セキュリティ」だった。
大企業よりも従業員50人以下の小規模企業の方が、セキュリティに対してより強い不安を抱いていた。セキュリティを最大の課題とした回答者は、小規模企業の場合で35%、従業員数50人以上250人以下の企業の場合で27%だった。
このほかにIT問題として挙がったのは、従業員がITを理解していないこととコストだった。
Connectの最高経営責任者(CEO)であるMark McGregor氏は、この調査結果は、小規模企業が抱えている問題は、モバイル対応など注目度の高い技術トレンドよりもシンプルなものだと述べる。
McGregor氏は声明で、「小規模企業は、堅牢でコスト効果が高く、実際に動くシステムを望んでいるだけだ。業界として対応すべき課題は、英国企業のこのきわめて重要な部分に、この種のITシステムをどのようにして多く提供するかだ」と述べている。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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