オーストラリア先住民言語のいくつかが存続の危機にひんしていることを受け、Arwarbukarl Cultural Resource Association(ACRA)は「Microsoft SharePoint」と「Microsoft Office Access」を使って先住民言語の1つであるアワバカル語を保存しようとしている。ACRAはAccessを基にして「Miromaa」(アワバカル語で「保存された」の意味)というプログラムを作成、これを利用してアワバカル語に関するデータと研究を記録する。ACRAはまた、SharePoint Server 2007を利用して他のオーストラリア先住民グループと活動を共有し、アワバカル語の広がりと復活を支援する。
ACRAによると、このシステムはWord文書やスプレッドシートの形で「テキスト、音声、画像、動画など、言語に関するすべての形跡」をアーカイブする。ACRAは将来、ウェブベースのプラットフォームを使ってMiromaaを提供することも計画している。これにより、他のグループが自分たちの研究に利用できるほか、オーストラリア先住民コミュニティーが自分たちの言語の研究にACRAのアーカイブを利用できるという。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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