トヨタ自動車は7月25日、家庭用コンセントから充電可能なハイブリッド車の公道走行試験が日本において承認されたと発表した。
「Toyota Plug-in HV」は、国土交通省に正式に承認され、同社は、米国と欧州においても公道走行試験(映像)を実施する計画であると述べた。
Plug-in HVは、「プリウス」と類似の電気モーターの組み合わせたガソリンエンジンを搭載し、電気自動車モード時の最大速度約100km/hを実現する。しかしプリウスと異なる点は、プリウスではガソリンエンジンが動作させる発電機によりバッテリを充電するのに対し、HVのバッテリは、家庭用電気コンセントから充電する点である。
トヨタの仕様によると、Plug-in HVのニッケル水素バッテリを完全に充電するのに、日本の家庭用規格である100V電源で約3〜4時間、欧州の規格範囲より少し低い200V電源で約1〜1.5時間を要するという。北米の120Vでの充電時間に関する仕様は示されていなかった。
今回の発表によりトヨタは、電気自動車を開発するGeneral MotorsやFordとの競争に参戦することになる。Fordは2007年7月初めに、カリフォルニア州のSouthern California Edisonと共同で、ハイブリッドプラグイン型自動車のテストプログラムを開始すると発表した。電気自動車を最初に開発したメーカーの1つであるGeneral Motorsは、3月にジュネーブで開催されたInternational Motor Showにおいて、2010年までに電気自動車「Chevrolet Volt」を発表する予定であると発表している。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。 海外CNET Networksの記事へ
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