6分で新サービスの魅力をいかに伝えられるか──。
テクノロジー系ベンチャー企業の経営者やベンチャーキャピタリストなどが集まるイベント「New Industry Leaders Summit 2007 Spring」(NILS)。2日目の5月25日は、わずか6分で制限時間厳守の新サービスデモンストレーション「Launch Pad」のセッションから始まった。
11社が次々とサービス紹介し、審査委員から満点評価を受けて1位になったのは、サルガッソー社長の鈴木健氏だった。次いで2位はリアルコム社長の谷本肇氏、3位ははてな取締役の輿水宏哲氏。司会はAdobe SystemsのDirector of Emerging Market Investmentsである田中章雄氏が務めた。
1位だった鈴木氏がデモンストレーションしたのは、次世代ウェブコラボレーションツール「NOTA(ノータ)」。「子供からお年寄りまで誰もが使えるコミュニケーションツール」という位置づけのサービスとなる。
デモンストレーションで鈴木氏は、同サービスのビジュアルかつ感覚的に利用できるインターフェースや、ユーザー参加型で楽しみながら情報発信したりコンテンツの共同制作が容易にできるサービスの魅力を十二分に伝え、会場から驚きの声と笑いが絶えなかった。
谷本氏は数少ないエンタープライズ系のサービスとして、Web 2.0的なEnterprise 2.0スイート「KnowledgeMarket V4」のさまざまな利用シーンを披露。輿水氏は「ニコニコ動画」で話題の参加型ムービーコミュニティサービス「Rimo」の傑作ムービーの数々を紹介した。
上位3氏を含むそのほかの発表者は以下の通り。
ビカム社長の上野正博氏:ショッピング・サーチエンジン「BECOME JAPAN」
TAGGY社長の石上裕氏:タグでつながるCGMポータルサイト「TAGGY」
Infoteria Corporation USA社長の江島健太郎氏:リアルタイムWeb チャットシステム「Lingr」
ケイビーエムジェイ社長の木村武弘氏:企業向け携帯SNSのASPサービス「モバイルリング」
jig.jp社長CEOの福野泰介氏:モバイルWidget開発ツール「jiglet」
サルガッソー社長の鈴木健氏:次世代ウェブコラボレーションツール「NOTA(ノータ)」
ZINGA代表取締役の大森洋三氏:ユビキタス・コンタクト管理&コミュニケーションツール「Zinga」
リアルコム代表取締役の谷本肇氏:Web2.0テクノロジーとを融合させたEnterprise2.0スイート「KnowledgeMarket V4」
アッカ・ネットワークスの映像コミュニケーション事業部長である粕谷吉正氏:参加型ムービーコミュニティサービス「Zoome」
はてな取締役の輿水宏哲氏:人気動画コンテンツを抽出・再生するサービス「Rimo(リィモ)」
ソニーのコーポレートディベロップメント部ネットメディア開発室チーフプロデューサーである本間毅氏:コミュニケーションを中心とした動画共有サービス「eyeVio」
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