Research In Motion(RIM)は、南北アメリカ大陸とその周辺地域において、一時同社のBlackBerry端末で電子メールが利用できない状態にあった。同社ではいま、この大規模なシステム障害問題に取り組んでいる。
RIMは声明で、「(米国時間4月17日の)火曜日夜に起こったサービス障害は北米のBlackBerryに影響を与えた」と述べ、「サービス障害が発生していたとき、電子メールの配信が遅延して、断続的になった。BlackBerry端末を用いた電話サービスへの影響はなかった」と説明している。
RIMの顧客サービスホットラインの自動応答メッセージによれば、同社は「われわれのBlackBerryサービスに技術的な問題が発生しているため、メッセージの送受信に遅延が発生する可能性がある」という状況にあるとのことだった。
これはおそらく、サービス障害が原因で滞留していた電子メールの再送処理による影響である。ニューヨークのニュースサイトWNBC.comがこの障害を最初に報じていた。この障害は4月17日の午後5時(太平洋夏時間)頃に発生したという。WNBCはその後、サービスが翌18日の午前4時頃に復旧したものの、処理すべきデータがたまっていることで問題が発生しそうだと報道していた。
RIMは声明で、「根本的な原因は現在調査中である」と述べるとともに、「しかし、大半の顧客に対するサービスは一晩で復旧した。また、RIMは通常のサービスレベルを維持するためにシステムを注意深く監視している」とも述べている。
この問題はBlackBerryのネットワークにかかわるものであるため、BlackBerry端末をサポートするすべての携帯電話キャリアが影響を受けた。ただし、携帯電話キャリアの通常の携帯電話通話に対する影響はなかったという。
しかし、BlackBerryForums.comいう掲示板サイトには、電子メールが利用できなかったほか、ウェブ閲覧機能へのアクセスも行えなかったという投稿が複数メンバーから寄せられていた。
RIMはまず、BlackBerryユーザーが顧客サービスホットラインに電話を掛けた際に再生される応答メッセージにおいてこの問題を認めた。このメッセージでは同社において「現在サービスが中断しており、そのためメッセージの送受信に遅延が発生している」と述べられていた。
この障害についての追加情報は提供されておらず、問題の対処にかかる時間の告知もされていないが、自動応答メッセージでは、心配するユーザーに対して引き続き情報を提供すると約束していた。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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