ブラザー工業は3月13日、米特許商標庁(USPTO)の新しい早期審査制度による1件目の特許を取得した。
USPTOが2006年8月に導入した早期審査制度は、特許の早期の権利化を目的としている。一定の要件を満たせば、審査の結果が特許出願から12カ月以内に出されるという。ただし、早期に審査を進めるために、出願人が先行技術に関する資料などの調査を行い、先行技術との差異などを説明する必要がある。
早期審査制度の第1号となったこの特許は、米特許番号が7,188,939。タイトルは「Ink cartridges」で、通信/印刷機器のインクカートリッジに関する技術。2006年9月29日に申請し、2007年3月13日に成立した。8件のクレームから成る。
なお、USPTOは3月15日、早期審査制度による初めての特許認定を記念する式典を催した。式典にはUSPTO長官のJon Dudasが出席し、自ら該当特許に署名した。
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