Intelが、自社所有の7件の特許を侵害したとしてチップデザイナーのTransmetaを提訴した。
今回の訴訟は、デラウェア州の米連邦地方裁判所に今週申し立てられた。だが、このおよそ3カ月前には、11件の特許侵害の疑いがあるとしてTransmetaの方がIntelに対して特許侵害訴訟を起こしている。
訴訟で争点となっているのは、未使用時の消費電力を抑える設計のチップ。Intelは今回の逆提訴で、Transmetaの「Crusoe」「Efficeon」および「Efficeon 2」の各ブランドのチップが同社の特許を侵害している、と主張している。
一方のTransmetaは、古くはP6シリーズから「Core 2 Duo」まで、Intelのチップは未使用時に動作速度を落とす部分などでTransmetaの特許を侵害している、と主張している。Transmetaは省電力型チップの草分けで、Intelが「Pentium Pro」を投入する以前の1991年に早くも複数の特許を取得していた。
Intelは、Transmetaが起こした最初の訴訟に対して回答を用意すると同時に逆提訴に踏み切った。Intelはその回答のなかで、Transmetaの11件の特許に関する「正当な申請内容」については一切これを侵害していない、と主張している。同社は同時に、Transmetaの特許は一定の特許取得条件を満たしておらず「無効」だ、とも主張している。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。 海外CNET Networksの記事へ
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