Microsoftは米国時間12月1日、特許侵害を理由に周辺機器メーカーのBelkinを相手に起こしていた訴訟に関し、BelkinがMicrosoftから技術ライセンスを受けることで和解が成立したと発表した。
Microsoftは8月、同社U2技術のライセンスを受けることを拒否したBelkinを提訴していた。U2とは、キーボードやマウスをパソコンに接続する際、必要な接続の種類を周辺機器側で検知するための技術である。
Microsoftの法律顧問代理のTom Burt氏は、CNET News.comに提供した声明の中で、「Belkinとの和解が成立し、U2技術のライセンスを同社に提供することになった。この結果を発表できることを嬉しく思う」次のように述べた。ただし、Microsoftは、和解の条件は明らかにしなかった。
Belkinも和解条件に関するコメントは避けたものの、「Microsoftと和解できたことを嬉しく思う。この結果に満足している」と声明を発表した。
Microsoftは3月、U2などのハードウェア技術のライセンスプログラムを発表した。しかし、同社はその際、Belkinにライセンスを受けるよう2年以上前から働きかけてきたことを明らかにした。Microsoftは、TargusやFellowesなどがU2技術のライセンスを受けることを述べていた。U2は、PCへの接続先がUSBポートかPS/2ポートかをキーボードやマウス自体が判断できるようにするための技術である。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。 海外CNET Networksの記事へ
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