米最高裁判所は長期化している特許侵害訴訟に関連し、Microsoftの上訴を棄却した。同社を訴えたグアテマラ人発明家の弁護団が明らかにした。6月には、「Microsoft Office」が発明家のCarlos Armando Amado氏の保有する技術特許を侵害しているとする判決を連邦控訴裁判所が支持している。2005年6月にカリフォルニア州オレンジ郡で行われた裁判では、MicrosoftがAmado氏に610万ドルを支払う判決が下された。陪審員は、「Access」データベースと「Excel」スプレッドシートをリンクさせるMicrosoftの手法がAmado氏の技術を侵害したと判断した。Amado氏が弁護を依頼している法律事務所Morrison & Forresterは米国時間11月27日、上級裁判所が下した控訴棄却の判断を受け、Amado氏に現在の供託金から支払われる金額を決める手続きに進めるようになるはずだ、と述べている。
Microsoftは、最高裁判所が控訴を棄却したことを「残念だ」と語った。同社はまた、Amado氏の特許を侵害しているとされた機能が既にAccessから削除されていることも指摘した。Microsoftの広報担当Jack Evansは声明のなかで、「今後は、本件に関連した新たな訴訟の準備を連邦地方裁判所レベルで進めることに重点が置かれる」と述べている。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。 海外CNET Networksの記事へ
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