老舗プロバイダーの朝日ネット、東証第2部上場へ

岩本有平(編集部)2006年11月24日 19時58分

 朝日ネットは11月22日、東京証券取引所第2部に新規上場を申請し承認された。上場予定日は12月26日で、証券コードは3834。

 上場にともない、170万株を公募し、822万株を売り出す。オーバーアロットメントは102万株。公募・売り出し価格の仮条件は12月7日に決定され、ブックビルディング期間は12月8日から12月14日までとなっている。公募・売り出し価格の決定日は12月15日。主幹事証券会社は野村證券。

 朝日ネットは1990年4月2日の設立。2006年3月期の連結業績は、売上高が50億9700万円、経常利益が11億6900万円、純利益が3億4600万円となっている。

 朝日ネットは朝日新聞のパソコン通信サービス「ASAHIパソコンネット」としてサービスを開始。1990年には朝日新聞とトランスコスモスの共同出資によりアソトン(現 朝日ネット)を設立しASAHIパソコンネットのサービスを引き継いだ。その後1994年6月にインターネット接続サービスを開始し、1995年1月にはダイヤルアップ接続サービスを開始。現在ではアッカ・ネットワークスと提携したADSL接続サービスやNTTの「Bフレッツ」に対応した光接続サービスを提供するほか、 ASP型グループウェアの「AsaOne(アサワン)」やブログサービス「アサブロ」などのサービスも展開している。

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