グーグル、創業当時に使用していたガレージを購入

文:Jonathan Skillings(CNET News.com) 翻訳校正:編集部2006年10月03日 16時41分

 シリコンバレーのスタートアップ企業につきもののキーワードといえば、すばらしいアイデア、大学中退者や大学院生、わずかな起業資金、そしてガレージだ。

 Googleが1990年代末に創業したときには、まさにこのようなキーワードが当てはまるような状態だった。その後大きく成長した同社は創業当時わが家と呼んでいたガレージを購入した。同社はガレージとその隣接の家がいくらであったかは明らかにしなかったが、Associated Pressによるとその近隣で同程度の家が100万ドル少々で売りに出ていたという(2000年にはHewlett-Packardが、創業者が昔よく訪れたガレージを購入している)。

 価格交渉はさほど行われなかったと思われる。Googleはカリフォルニア州メンローパークの不動産を、同社のプロダクト管理担当バイスプレジデントであるSusan Wojcicki氏から購入した。Wojcicki氏は同社に入社する前、自宅のガレージを月1700ドルで5カ月間、創業者Larry Page氏とSergey Brin氏に貸していた(両氏はスタンフォード大学の寮の部屋でGoogleを創業した)。

 ガレージにはPage氏とBrin氏のTesla Roadsterを駐車するのだろうか?Wi-Fiアクセスポイント?現在のところGoogleは、その建造物を同社の「現存する遺産」の1つとすることしか発表していない。

 ブログ界の反応は次のとおりである。

 「家にはホットタブ(水泡噴射できる温水浴槽。家族や友人と楽しめるように屋外に設置されることが多い)までついているぞ。でも共同創業者たちは休むことなく、検索エンジンに力を注いでいたにちがいない」--Blogging stocks

 「ガレージが月1700ドルだって?自分の地下室も金鉱かもしれないってことじゃないか。MITに行って、人を集めてインターネットで次に大きなことをするために、場所が必要な賢いやつを探してこなくちゃ」 --Layer 8

 「GoogleはAP通信にガレージの住所を公表しないように頼んだそうだが、その記事によるとGoogle検索で住所が割り出せるらしい」 --Guardian technology blog

この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ

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