シリコンバレーのスタートアップ企業につきもののキーワードといえば、すばらしいアイデア、大学中退者や大学院生、わずかな起業資金、そしてガレージだ。
Googleが1990年代末に創業したときには、まさにこのようなキーワードが当てはまるような状態だった。その後大きく成長した同社は創業当時にわが家と呼んでいたガレージを購入した。同社はガレージとその隣接の家がいくらであったかは明らかにしなかったが、Associated Pressによるとその近隣で同程度の家が100万ドル少々で売りに出ていたという(2000年にはHewlett-Packardが、創業者が昔よく訪れたガレージを購入している)。
価格交渉はさほど行われなかったと思われる。Googleはカリフォルニア州メンローパークの不動産を、同社のプロダクト管理担当バイスプレジデントであるSusan Wojcicki氏から購入した。Wojcicki氏は同社に入社する前、自宅のガレージを月1700ドルで5カ月間、創業者Larry Page氏とSergey Brin氏に貸していた(両氏はスタンフォード大学の寮の部屋でGoogleを創業した)。
ガレージにはPage氏とBrin氏のTesla Roadsterを駐車するのだろうか?Wi-Fiアクセスポイント?現在のところGoogleは、その建造物を同社の「現存する遺産」の1つとすることしか発表していない。
ブログ界の反応は次のとおりである。
「家にはホットタブ(水泡噴射できる温水浴槽。家族や友人と楽しめるように屋外に設置されることが多い)までついているぞ。でも共同創業者たちは休むことなく、検索エンジンに力を注いでいたにちがいない」--Blogging stocks
「ガレージが月1700ドルだって?自分の地下室も金鉱かもしれないってことじゃないか。MITに行って、人を集めてインターネットで次に大きなことをするために、場所が必要な賢いやつを探してこなくちゃ」 --Layer 8
「GoogleはAP通信にガレージの住所を公表しないように頼んだそうだが、その記事によるとGoogle検索で住所が割り出せるらしい」 --Guardian technology blog
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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