Nokiaは米国時間10月2日、GPS(Global Positioning System)技術開発企業Trimbleと独占的なライセンス契約を結んだ。Nokiaは契約に基づき、自社の携帯端末にナビゲーションおよび現在地案内機能を搭載する意向だ。
Nokiaは同契約により、Trimbleの「Global Navigation Satellite System(GNSS)」を、同社の消費者向けワイヤレス製品およびサービスに組み込んでいく権利を取得した。また同社は、TrimbleのGNSS技術のサブライセンス権も取得するという。
GPS技術は、カーナビゲーションや携帯デバイスなどに搭載される形で、一般に普及し始めている。Trimbleのナビゲーション技術を利用すれば、市街地を歩くときや自然散策中、あるいは私有飛行機を操縦している場合に正しい方向を確認することができる。
Nokiaの携帯電話部門ゼネラルマネージャーKai Oistamo氏は、「位置情報機能およびサービスは今後、モバイルコミュニケーションデバイスの中核的な要素になると確信している」と、声明の中で話した。
また、各地域の情報を検索するサービスでは、ユーザーの現在地の近隣にあるレストランや娯楽施設、食料品店などを探すことができる。
今回の契約により、TrimbleはNokiaの位置情報特許を利用する非排他的なライセンスを得て、自社の製品およびサービスに搭載することになる。
同契約の金額面の詳細は明らかにされていない。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」