矢野経済研究所は8月23日、ICカード市場参入ベンダー企業、システムインテグレーター企業、アプリケーションビジネス企業および団体を対象に実施した、ICカード市場の動向に関する調査結果を公表した。
調査によれば、国内のICカードの市場規模は、参入メーカーのヒアリングや販売数量、アプリケーションビジネスの動向やポテンシャルマーケットなどから推計すると、2002年度3485万枚(前年度比184.1%)、2003年度5118万枚(同146.9%)、2004年度8420万枚(同164.5%)、2005年度1億1300万枚(同134.2%)、2006年度見込1億5700万枚(同138.9%)だった。また、2007年度予測については1億9550万枚、2010年度予測については3億3300万枚と推計している。
主な利用分野としてはセキュリティと決済が多く、特にクレジットカードのICカード化、キャッシュカードの磁気カードからICカードへのリプレースはいまだ続いている。
ICカード市場における大規模な案件は、社会的なインフラの後押しなしには実現し得ないため、ベンダー各社は、行政や金融協会などのタイムテーブルと呼応する形で、自社のスケジュールを組み立てる戦略が見受けられる。
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