スウェーデンの通信企業Ericssonが、ライバル企業のサムスン電子に対する訴訟を米国の連邦裁判所に提起した。Ericssonは2月にもサムスンを提訴しており、その訴訟は現在も続いている。
Ericssonは訴状の中で、サムスンについて、Ericssonとの特許使用契約が2005年末に失効したにも関わらず、その対象となっている技術を使用し続けていると主張している。
Ericssonのある関係者は、ZDNet UKが現地時間8月3日に行ったインタビューの中で、「(今回の提訴は)2月に開始したプロセスの延長だ」と述べた。また同氏は、Ericssonが欧州と米国で同時に提起したサムスンに対する最初の訴訟は、GSM、GPRS、EDGEの3つの技術が対象だったのに対し、今回の訴訟はCDMAとWCDMA関連の11件の特許が対象だ、と付け加えた。
Ericssonとサムスンの両社は、特許使用契約の更新を金銭面の問題で合意できなかった。このことから、サムスンが関連特許を使用したハンドセットを製造するのをEricssonでは阻止しようとしている。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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