Microsoftは米国時間7月17日、「Windows Vista」のテストバージョンを若干変更してリリースしたことを明らかにした。ただし、このバージョンは新OSを試用中の消費者までには公開されなかった。
Microsoftによると、ビルド5472という新バージョンは、品質とパフォーマンスが向上しているはずだという。だが同バージョンは、特定の企業、技術系テスター、MicrosoftのMSDNおよびTechNetデベロッパプログラムのメンバーなど、Windowsアップデートをテスト中の一部に限定されて提供された。
同社はその理由について、「Microsoftは、テスターに一段と新しいビルドを提供し、アプリケーションやデバイスドライバのデベロッパにWindows Vista対応版の開発を加速させるのが目的」と声明で説明している。また、今回のビルドでは、MicrosoftがBeta 2から現在までの間に得たフィードバックに基づき、品質とパフォーマンスが改善されているという。
変更内容としては、リモコン操作するMedia Centerインターフェースのパフォーマンス強化や、同OSを標準モードで運用する場合に管理証明の提供頻度を減らす調整などが行われている。
次回一般公開されるVistaのアップデートは最初の「リリース候補」バージョンになる予定で、Microsoftは9月末までの公開を明言している。Microsoftは、Windows Vista Beta 2バージョンを5月のハードウェアカンファレンスでリリースし、6月には興味のあるテスター全員に配布している。
Microsoftは、Vistaの店頭販売と新しいPCへの搭載を2006年のホリデーシーズンに間に合わせたい意向だったが、現在はリリース目標を1月に変更している。ただし、これも達成が難しいのでは、というのが大方の予想だ。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。 海外CNET Networksの記事へ
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