消費者は、BPとトヨタ自動車が最も「グリーン」なエネルギーおよび自動車ブランドであると考えている。しかし米国民の58%が、依然としてブランドがどれほどグリーンであるかに関心を示していないようだと、ブランディング企業のLandor Associatesによる新たな報告書は述べている。
Landorは米国成人510人を対象に、環境に優しい製品の市場が多くの消費者の間でどのように足がかりを得ているかを調査した。
調査対象者は、自動車およびエネルギーのブランドに加え、パーソナルケア製品やコーヒー製造業者といった分野のブランドもランク付けするように求められた。ランキングには、「最もグリーンな」から「最もグリーンでない」までの幅がある。石油およびエネルギーの分野では、BPがExxon Mobil、Chevron、Royal Dutch Shell、そしてChevron傘下のTexacoをしのぎ、最もグリーンな企業として選ばれた。またトヨタがLexus、Ford、General Motors、BMWをしのいで最もグリーンな自動車メーカーとして選ばれた。
消費者が最もグリーンなブランドと認識する企業でトップを占めたのは、健康的かつ環境面で信頼できるイメージを売り込んでいるところであった。例えばBPは、地球温暖化対策として、クリーンに燃焼する生物燃料を熱心に宣伝している。他方でトヨタのプリウスは、道路上で最も目立つハイブリッドカーの1つであり続けている。
調査対象者はまた、自分自身について、意識的にグリーンであると認識する製品を購入する「グリーンに動機付けられる」消費者であると考えているか、あるいは簡単に実践する程度の「グリーンに関心がある」消費者であると考えているかを示した。これらの2つのうち1つに属すると回答した調査対象者は42%にすぎなかったが、この割合は増加しているとLandorは指摘している。
しかし依然として次の疑問が残る。「グリーン」とは具体的に何を意味するのか。「グリーンに動機付けられる」と回答した調査対象者の間ですら、この質問に対する回答は一致しない。34%がグリーンなブランドとは「環境に優しい技術」と表現されるのが最も適切であると考えた。33%が天然またはオーガニックの素材に注目した。「グリーンに動機付けられる」回答者のうちわずか14%が、環境に安全な製品の製造が、グリーンブランドの最も適切な指標であると考えた。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。 海外CNET Networksの記事へ
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