[ラウンドアップ] Microsoft会長 兼 チーフソフトウェアアーキテクトのBill Gates氏が6月15日(米国時間)、2008年6月にMicrosoftにおけるフルタイムの仕事から身を引く意向を明らかにした。また、ただちに、最高技術責任者(CTO)のRay Ozzie氏にチーフソフトウェアアーキテクトの座を譲ることも明らかにした。突然にも思える今回の発表だが、Gates氏はかなり前から自身の後継者を決めていた。
Ozzie氏はLotus Notesの生みの親として知られる人物で、同氏が設立したGrooveをMicrosoftが2005年に買収したことで、Microsoftに入社した。この買収の時点で、すでにOzzie氏を後継者と見定めていたようだ。過去のGates氏とOzzie氏の発言や行動から、このことが浮き彫りになってくる。
Ray Ozzieが「マイクロソフトのWeb2.0宣言」を書いた理由(from ZDNet Japan)
・Microsoftの長い歴史の中で、経営陣が会社全体の方向を大きく変えようというメッセージを込めて全社員に向けたメモを書いたことは、これまで2度しかない。その1つは1995年12月にBill Gateが書いた「Internal Tidal Wave」で、もう1つは昨年10月にRay Ozzieが書いた「The Internet Services Disruption」である。
2006/01/04 16:04
「iPodを手本に」--R・オジー、マイクロソフトの方向性を示唆
・マイクロソフトCTOのR・オジーは、ハードウェアとソフトウェア、サービスを結びつけた製品の「完璧な例」としてアップルの「iPod」を挙げたほか、企業や一般ユーザーに対する「サービスとしてのソフトウェア」提供について考えを述べた。
2005/10/27 11:10