Microsoftは米国時間4日、しばらくの間空席になっていたCOO(最高業務責任者)に、Wal-Mart Storesの幹部を任命した。
新たにCOOに就任するKevin Turnerは、同社の営業やマーケティングなどの部門を監督することになる。製品部門は引き続きCEOのSteve Ballmerが監督する。
今年40歳になるTurnerは、Wal-MartのCIO(最高情報責任者)を務めた後、同社の「Sam's Club」部門でCEOを務めていた。
Microsoftによると、現在営業のトップを務めるKevin Johnsonは、TurnerがMicrosoftに入社する9月第1週付けで新しい役職に就任するという。
「Kevin Johnsonは、13年間Microsoftの成功に測り知れない影響を与えてきた。彼はMicrosoftの経営陣のなかでも優秀な人物の1人であり、近々発表される素晴らしい分野で彼がリーダーシップを発揮することを私は楽しみにしている」とBallmerは声明のなかで述べている。
Microsoftは、6月にJohnsonの昇給を明らかにしていた。米証券取引委員会(SEC)への提出書類によると、同氏の給与は57万ドルで、最大で同額の賞与を受け取る資格も与えられるという。
同社のCOO職は、社長兼COOを務めたRick Belluzzoが2002年春に退社して以来、空席のままだった。
Microsoftの関係者は、新COO候補として面接した人数や、社内の人間を候補として検討したかどうかについては明らかにしていない。
Turnerは大学在学中の1985年に、オクラホマ州エイダにある同社の店舗でレジのキャッシャーとして働き始め、その後1988年には内部監査部門、翌年には情報システム部門に異動し、その間に業務アナリスト、ディレクター、バイスプレジデント、CIO補佐、CIOなどの職務を歴任したと、Wal-Martのウェブサイトには書かれている。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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