楽天は11月11日に2004年第3四半期決算を発表した。売上高が110億7200万(前年同期比162.8%増)、営業利益が33億2200万(同209.2%増)、経常利益は34億4600万(同216.4%増)となっている。
事業が好調な理由として、DSLによるインターネットサービス利用者の増加、ECの拡大などを挙げている。また、三井住友カードとの提携カードである「楽天カード」による入会者の増加や、国際航空券のインターネット予約サイトを運営するワールドトラベルシステムへの資本参加なども影響しているようだ。
9月には同社グループの金融事業拡充のため、あおぞらカードを買収、中高所得者層を対象にした低金利で大型限度額のローンカード「マイワンカード」を発行。金融事業も早々に収益基盤になる可能性があるとしている。楽天は、あおぞらカードを「楽天クレジット」に社名変更することも同日付けで発表している。変更日は11月29日を予定している。
また、気になる球団買収の効果だが、決算発表の会場において同社代表取締役会長兼社長の三木谷浩史氏は「プロ野球球団の保有による宣伝効果は120億から350億円になる」と試算を提示している。
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