着メロ配信のエムティーアイ(MTI)は3月23日、角川ホールディングスから訴訟を提起されたことを発表した。商標権の侵害差し止めと3億9000万円の損害賠償を角川ホールディングスから求められている。
MTIは「すごメロ取り放題」と呼ばれる着メロサービスを展開していたが、「スゴメロ」の商標権が角川ホールディングスにあると認識してから、角川ホールディングスと商標使用料について交渉を重ねてきたという。しかし、MTIと角川ホールディングスとの間で、商標使用料の乖離があったために、角川ホールディングスが「スゴメロ」の商標権に基づく侵害差し止めと、損害賠償請求を提訴した。
MTIでは、「すごメロ取り放題」の名称を2005年4月に「music.jp取り放題」に変更している。だが、角川ホールディングスでは、「MTIがsugomelo.comというドメイン名を現在も使用している。このドメインの使用差し止めと損害賠償を求めて訴訟を提起するに至った」としている。
MTIは、角川ホールディングスからの訴訟提起について、「交渉の中で示してきた金額に比べて過大と確信しており、裁判を通して正当性を主張して争っていく」としている。また、訴訟の推移次第では業績が変動する可能性があるが、「現時点では軽微なもの」と説明している。MTIの2006年9月期の業績予想は売上高が180億3000万円、経常利益が9億2000万円、当期純利益が6億3000万円となっている。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
地味ながら負荷の高い議事録作成作業に衝撃
使って納得「自動議事録作成マシン」の実力
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」