MicrosoftがOpera Softwareを買収するのではという憶測が流れていることについて、Operaは、いかなる企業からも買収の申し出を受けていないと述べ、これを否定した。
米国時間23日に表面化した憶測は、Googleより好条件を提示したMicrosoftが、Opera買収の最終段階に達しているというものだった。
Operaの関係者は23日、「問い合わせの電話が殺到している」と述べ、「しかし、このうわさは事実ではない。Operaが買収されることになったという話も、買収の申し出を受けたという話も、事実に反している。先々週、OperaがGoogleから買収提案を受けたという憶測が流れたのと同じだ」(同関係者)
仮に、MicrosoftがOperaを買収した場合、Microsoftは、Windows PC上に搭載されるブラウザをめぐる競争相手をMozilla Foundationに限定できる。
もっとも、Operaはデスクトップブラウザ市場で苦戦しており、その市場シェアは1%未満となっている。それに対して、Firefoxは7.55%、Internet Explorerは86.9%のシェアを獲得している。しかしOperaは、携帯端末向けブラウザの市場において、インストール数を伸ばしている。また、デスクトップブラウザの分野においても、無料バージョンのOpera 8.5が10月にリリースされてからは、ダウンロード数が4倍に増えたとOperaでは述べている。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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