クリスマスのプレゼントをどうしようか迷っているなら、医療モニタリング機能を備えるスポーツブラなどはどうだろう。
Numetrexのスポーツブラは、これを着けた走者の心拍を測定し、腰か手首に装着したコンピュータにその信号を送ることができる。これまでランナーやサイクリストが心拍数を計測する場合、不快な装着感のセンサーを取り付けるしかなかったが、このシステムはそうした悩みを効果的に解消するものだ。
同製品は、単品が45ドル、POLARの腕時計およびトランスミッタを同梱する製品が115ドルとなっている。
テクノロジーの未来を好んで語る人々は、以前からウェアラブルコンピュータやLCD(液晶ディスプレイ)接眼レンズなどについてしばしば口にしてきた。こうした技術はここ1年の間に、複数の新興企業によって実現されている。Numetrexのスポーツブラは、同社と創立者を同じくするTextronics製の繊維を利用している。同社が開発した糸は、通電性があるという点を除けば、ライクラ(ポリウレタン弾性繊維)と同様の特性を持っている。
Numetrexのスポーツブラは、Textronicsの繊維を取り入れた初めての商用製品だ。
同様に、イギリスのEleksenも電気を伝える繊維を開発している。同社の繊維にはワイヤが編み込まれているわけではなく、手触りはレインコートの表面のようだ。Eleksenの繊維を利用する製品には、チューブ状に丸められるキーボードや、MP3コントローラを内蔵するスノーボード用のジャケットなどがある。
これとよく似たところでは、Triage Wirelessが、血圧やその他の生体反応を監視するパッチを内科患者向けに開発している。これによって収集された情報は、携帯電話用ネットワークを経由して医者に送信されるという。
理由は定かではないが、ITデザイナーらは最近、ブラジャーの創作に積極的だ。今年前半には、Triumph Internationalが体温を保つことのできるブラジャー(関連記事)を発表している。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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