Borland Softwareの株主で同社の元取締役でもあるRobert Coatesは、「Borlandの市場価値を取り戻す」ために、一部の製品部門を分社化する提案を行う予定であることを明らかにした。同氏は、米国時間20日に発表した声明のなかで、顧客により良いサービスを提供するためにBorlandの複数の開発ツール製品部門を分離独立させる提案を策定中であることを明らかにした。「これにより、Borlandもコア製品の売上と利益を確実かつ継続的に拡大できるようになる」とCoatesは声明の中で述べる。
かつては開発ツール市場をリードする存在だったBorlandも、現在はオープンソース陣営やIBM、Microsoftといった大手企業との競争にさらされている。同社は7月初め、第2四半期に計上する損失額が予測が上回るとの見通しを発表し、最高経営責任者(CEO)Dale Fullerの退任を決定した。Coatesは今回予定されている提案のほかにも既にいくつかの行動を起こしている。同氏は5月には、ほかの株主に宛てた声明を発表し、Borlandの経営陣刷新に向けて株主がより積極的な役割を果たすべきだと述べている。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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