ソフトクリエイト(林 勝社長)は、急速に拡大するモバイル分野へ向けた体制強化を図り、モバイルEC市場へ本格参入すると発表した。モバイル関連ソフトウェア開発を行うフラクタリスト(田中祐介社長)が実施する第三者割当増資の一部を引き受けて資本参加するとともに、モバイルECのシステムインテグレーション協業と製品の共同開発・販売に関する業務提携を行うことで合意した。
これを機に、ソフトクリエイトのECサイト構築パッケージ「ecbeing」と、多数の大手携帯コンテンツプロバイダに導入実績をもつフラクタリストの「モバイルマスター」を連携させたモバイル対応ECパッケージを早急に市場投入する計画。
ソフトクリエイトの「ecbeing」は、月商1億円を超えるネットショップ「特価COM」の運用経験から生まれたパッケージソフトで、大手・中堅企業を中心にすでに150サイト以上の導入実績をもつ。また、B2C、B2BなどのECサイト構築のほか、電子カタログやCMS、eCRMとしても幅広く活用されている。
一方、フラクタリストは、携帯電話を始め、各種非PC端末向けのIPネットワーク技術を利用したソフトウェア開発に注力。主力製品である「モバイルマスター」は、大規模モバイルサイトの構築・運用支援に実績をもつ多機能統合パッケージソフトウェアで、画像などのメディア変換、コンテンツ運用管理、マーケティング分析など、モバイルサイトでのコンテンツ配信やECサイトの運営に必要な企画・開発・ソフトウェアなどをワンストップで提供する。
今後は、ソフトクリエイトが得意とするEC分野にかかわる製品や技術・ノウハウと、フラクタリストの強みであるモバイル分野にかかわる製品や技術・ノウハウを有機的に結合し、新たな製品を共同で開発し販売していく。
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