ソニー・コンピュータエンタテインメント(SCEI)は6月24日、UMD(ユニバーサル・メディア・ディスク)がオランダ・アムステルダムで開催された国際標準化機関のEcma Internationalの総会において標準規格として承認されたと発表した。Ecmaは光ディスクの国際標準化に長い歴史を持ち、スイス・ジュネーブに本拠を置く。
UMDはソニーグループが提案する直径60mmの光ディスクで、最大1.8GBのデータ容量がある。現在、同社の携帯用ゲーム機「プレイステーション・ポータブル」向けのソフトウェアを提供する媒体として利用されている。PSP Gameソフトウェアについては既に日本や北米、アジア地域で延べ90タイトル以上がリリースされてており、映画や音楽映像などを収録したUMD Videoソフトウェアについてもタイトルを増やしている。
今回、物理フォーマットが規格番号ECMA−365の光ディスク規格として承認された。今後は、国際的な公的標準化機関ISO/IECの合同技術委員会(JTC1)が認める迅速手続き(fast-track procedure)に基づいてJTC1に提出され、ISO/IEC会員各国により国際標準化に向けて審議される。
ソニーグループでは今回の標準規格承認を契機として、UMDのさらなる可能性を提案していきたいとしている。
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