国際電気通信基礎技術研究所(ATR)は5月20日、写真から絵画のような画像を作成する技術「Synergistic Image Creator(SIC)」をベースとした携帯電話向けアプリケーションサーバ「SIC絵画表現サーバー」を開発したと発表した。
SICは、写真画像を細かく特徴ごとに分解してから絵画表現を加えることで、多彩な視覚表現を作り出せるアルゴリズムだ。同研究所では、「SICによる作品は、SIGGRAPH、文化庁メディア芸術祭などさまざまなコンテストで評価を得たものの、利用法が難しいために一般の人には向いていなかった」としている。多くの人がSICを利用できる環境の構築を目指し、SIC絵画表現サーバを開発した。
同社は、SIC絵画表現サーバの活用例を示すため、実際の作品をこれまでに作られた作品と合わせて展示するイベント「感性はがき/絵顔 展」を、5月23〜28日に大阪府立現代美術センターで開催する(関連ウェブサイト)。
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