コクヨS&Tは4月7日、有効な証拠資料となる記載を行うことで発明者の権利を守ることができる、研究記録用ノート「リサーチラボノート」を発売すると発表した。価格は1冊1260円(税込み)で、4月15日から販売される。
日本での特許は先に届け出を出した者を優先する先願主義となっているが、アメリカの特許制度は先に発明した者を優先する先発明主義を採用している。国際特許が一般化している現在、日本においても研究記録の重要性が高まっている状態だ。
今回発売されるノートは、本文ページは実験データや図面などを記録しやすい方眼罫となっている。これに、法的証拠書類とするための日付欄とサイン欄が設けられている。このサイン欄に第三者のサインを記入することで、研究の進捗が証明され、後に有効な証拠資料となるというわけだ。
また、記入しやすいオリジナル用紙の採用や、保存性を向上させる厚みのある表紙、繰り返しの閲覧に耐える糸かがり綴じ製本方式の採用など、実用を高く意識した構造となっている。製本強度を高め、各ページに連番をあらかじめ印刷することで、ページの中抜きや改ざんも防止している。
同社はこのノートの年間売り上げ目標を1500万円としている。
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