Microsoftに勤めていた主要なソフトウェア技術者が同社を去り、Amazon.comに転籍した。その少し前には、別の技術者が同社を退職し、Googleに移っている。
Microsoftのソフトウェア開発に長年携わってきたPat Hellandは先週、Microsoft Developers Networkサイトのブログのなかで、Microsoftを3月4日付けで退職し、7日付けでAmazonに入社すると発表した。
「1月24日にAmazonから話を持ちかけられた。システムやアプリケーションに拡張性を持たせ、耐障害性を向上させるのに、力を貸して欲しいと言われた。Amazonはシステムをサービス指向アーキテクチャに移行することの必要性を認識しており、その過程で私の力が必要だと考えたようだ。Amazonが所有するアプリケーションは、世界最大規模で、取り組み甲斐がある。アプリケーションが稼働し続けるようにするためには、技術/運用の両面で努力していかなければならない」とHellandのブログには書かれている。
同氏はこれまで、MicrosoftのDeveloper and Platform Evangelism部門で、アーキテクチャ・ストラテジー・チームのアーキテクトとして活動してきた。同氏が専門に手掛けてきたのは、エンタープライズ・アプリケーションプラットフォームの分野だ。
HellandがMicrosoftを去る少し前には、Marc Lucovskyという別の技術者が同社を退職している。Lucovskyは、.NET技術の開発に取り組むグループを指揮してきたDistinguished Engineerだ。GoogleはLucovskyが現在、自社で働いていることを認めている。
Microsoftは、LucovskyやHellandが退職したことを認めた。しかし、同社はそれ以上の詳細についてはコメントを差し控えている。
LucovskyはMicrosoftを退職する際に、自身のブログのなかで、.NET対応ソフトウェアの配布方法を批判し、物議を醸している。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをCNET Japanが日本向けに編集したものです。
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