Yahooは米国時間18日、2004年度第4四半期および通年の業績が金融アナリストの期待を上回ったことを発表した。
ネット企業を代表する同社は、12月末締めの四半期に3億7300万ドル(1株あたり25セント)の利益を上げた。この数字にはGoogle株の売却益1億8500万ドル(1株あたり13セント)も含まれており、この分を除いた場合の利益は1億8500万ドル(1株あたり12セント)となる。
Thomson First Callが集計したアナリストらの予想平均値は、1株あたりの利益が11セントで、Yahooはこの予想値を超える利益を上げたことになる。
2004年度通年では、利益が8億4800万ドル(1株あたり58セント)となったが、これには投資売却や税制上の優遇措置による3億1400万ドルも含まれる。この分を除いた場合、通年の純利益は5億2600万ドル(1株あたり36セント)となり、前年の2億3800万ドル(1株あたり18セント)から大幅な増加となった。
Overture Services部門のトラフィック獲得コスト(TAC)を除いた売上高は、第4四半期に7億8500万ドルに達し、通年では26億ドルとなった。なお、前年同四半期の売上高は5億1130万ドルで、また2003年度通期の売上は14億7000万ドルだった。
YahooではTACを除いた売上を重視しており、こちらのほうが自社の検索ビジネスの実態をより正確に反映したものだとしている。ちなみに、TACを含んだ場合の売上高は第4四半期が10億8000万ドルで、通年では35億8000万ドルとなる。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをCNET Japanが日本向けに編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス